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2019-03-08

マイク選びと失敗談【ボーカル・レコーディング】

歌う動物

マイクの購入を考えてるひとが一番気になるのが、“自分に合うマイク”を買えるかどうか。ボーカル、レコーディング、歌い手、pc用など。環境によって選びかたが変わります。

今回は、自分のマイク選びでの失敗談ふくめ、マイクの選び方。そして、一番最初に買うマイクは、断然“無難”なものにしたほうがいい理由を解説します。

マイクを選ぶ基準

音楽スタジオ

マイクを選ぶ基準、それは大きく分けて二つ。“何に使うか”と“音質”です。

初心者のかたに音質を聴きわけることは難しいかもしれませんが、ある程度“価格”によって決まるため、はじめは価格をひとつの基準にしてみるとよいでしょう。

ここでは、用途ついて簡単にご紹介します。使用目的が決まったらとばし読みしても大丈夫です。

何に使うか

レコーディングスペース

自分がなんのためにマイクを使いたいのか。ということを考えると、マイク選びが簡単になります。

あなたが部活やサークル、ライブなどで使用するためのマイクを探している場合は、“ダイナミックマイク”までとばして見てください。

最近はやりのyoutube用やレコーディングで使うマイクを探している場合は、“コンデンサーマイク”までとばして見てください。

マイクの種類と違い

複数のマイク

マイクの種類は、芸能人が使っているようなピンマイクなどの小型機をのぞき、大きく分けて二つ。

1つは、ダイナミックマイク。そして2つ目が、コンデンサーマイクです。ここでは、その違いについてご紹介します。

ダイナミックマイク

マイクとヘッドホン

マイクと言われてまっさきにイメージするのがこの“ダイナミックマイク”。カラオケではおなじみですね。

雑音をひろいにくく、強弱の表現もしやすいため、ボーカリストだけでなく、用途によっては録音、実況用としても活躍してくれます。

ノイズをひろいにくいのですが、悪く言えば感度が低いということになります。だからこそ、自分の声でマイク音をコントロールしやすい。

コンデンサーと違い、本体への電源供給は不要です。また、ハウリングもおこしにくいのでライブやスピーチに最適。

コンデンサーマイク

コンデンサーマイク

スタジオやラジオなど芸能関係のかたが使用しているイメージのコンデンサーマイク。最近は、youtuberでも多くの人がつかっていますよね。

声や楽器の音を精密にひろってくれて、音域の変化にも柔軟に対応するのでレコーディングに多用されています。

多少マイクから離れていても声をひろってくれるほど高性能なマイク。近所の騒音もひろったりするくらいです。

よほど外がうるさい場合は別ですが、それほど気にしなくてもよいかと。

ダイナミックよりも小型で軽量なので、場所をとらず持ち運びも簡単です。しかし、以上のことからダイナミックより価格が割高になりがち。

マイクで失敗した話

悩む人

自分は初めて買ったマイクで「失敗したな〜」と思ったことをのせておきます。高価なもの、安価なもの、それぞれにメリットはあります。

しかし、個人的には“無難”なものを選んだほうがよいのではないかと思ったので、その理由についてものせておきます。

マイク選びに失敗しないための参考になりましたら幸いです。

自分の声じゃなくなる

歌う人

サークルで使用するため初めての自分用マイクを買ったときの話です。マイクについてなにも知らなかったあの頃。

早くマイクを手に入れたいという気持ちがつよく、とにかく価格の安いダイナミックマイクを購入しました。いざ、接続し使ってみると、

「おー!声でた!」

(いや、あたりまえやん)

ちゃんと声はでました。それはよかったのですが、初心者だったため音質の良さの判別ができていませんでした。満足している自分をみて先輩が、

「ん?なんか声変じゃない?」

と言われました。たしかに、ヘリウムガスを吸ったとまでは言いませんが、自分の声じゃないような音でした。

高い声をだすとすぐにハウリングをおこしたりして、広域をカバーできていないんだなと思いました。

練習用には安価なマイクでも大丈夫だと思います。でも、人に披露するのにはもうちょっと良いマイクを使用したいと思いましたね。恥ずかしい思い出です。笑

初めは無難を選ぶべき理由

歌を歌う子ども

そんな自分が、無難なマイクをおすすめする理由。それは、長く使えること。

そして、長く使うことでどんなマイクがよいマイクなのか、優れたマイクなのかがわかってくるからです。自分もはじめは、マイクの良さや違いがわかりませんでした。

安くもなく高くもない、無難なマイクは長持ちするのはもちろん、自然とマイクについて知ることができます。そのあとに、

「このマイクじゃ自分の表現したい音が出せないかな?」

などと、一定レベルのマイクに満足できなくなってきたなら、ワンランク上のマイクの購入を考えればいいと思います。

無難なマイク

マイクでレコーディング

個人的に、ハウリングしない広域をカバーしていて、価格も安すぎず、高すぎず。そして、たしかな音質をもっていると思ったマイクをのせておきます。

それぞれ、ダイナミックマイクとコンデンサーマイクひとつずつ。これらは、比較的無難であつかいやすいと思います。

SHURE-CM58/CM58s

SHURE(シュアー)/SM58S/サウンドハウス
SHURE(シュアー)/SM58S/サウンドハウス

シュアのダイナミックマイク“CM58”と“CM58s”。「s」がついているほうは、オンオフ切り替えスイッチがついています。

オンオフするのが面倒だという意見もあれば、こまめにオンオフしたいというかたもいます。さほど迷う必要もありません。好みでよいと思います。

レンタルスタジオなどでも見かけるくらい信頼性のあるマイクです。部屋で収録、録音用につかうことも可能。

RODE-NT1-A

RODE(ロード)/NT1-A-コンデンサーマイク/サウンドハウス
RODE(ロード)/NT1-A-コンデンサーマイク/サウンドハウス

ロードのコンデンサーマイク“NT1-A”。ポップガードなど、たくさんの付属品がついてくるので他よりもすこし高価ですが、すぐに使用可能で、収録も快適かと。

日常会話などの録音時。また、歌や楽器を録音するときにあまり音域が広くない曲であれば、ダイナミックマイクでも十分代用可能だと思います。

しかし、あなたが音楽系のクリエイターをされているのであればコンデンサーマイクで問題ないと思います。

とりあえず安いので試したい!

3人のボーカリスト

マイクを選ぶ基準、マイクの種類などについてご紹介いたしました。お探しのマイクは見つかりましたでしょうか?

自分にあった使い勝手のいいマイクが見つかっていましたら幸いです。

最後に、とりあえず安いマイクで試してみたいというかたへ。簡単に紹介しておきます。(ちなみに、自分が過去に買って失敗したマイクではないのでご心配なく。)

自分も、最初にいいマイクを買うのに抵抗がありました。また、とりあえず安いので使い方をおぼえたいという思いもありました。

このくらいの価格になると、あまり性能に変化はないとは思うのですが、なかでもお試し用にぴったりなのではないかと思うもの。

それがクラシックプロの

“ClassicPro-CM5/CM5s”(ダイナミックマイク)と、

“ClassicPro-Retro-i”(コンデンサーマイク)というマイク。

参考までに。

少しでもマイク選びの手助けになっていましたら幸いです。

サウンドハウス

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